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JPUG DOCの翻訳活動のTips
本ページでは翻訳活動にあたり、よく遭遇する問題、読んでおくべきTipsをまとめました。
頻出のトラブルや手戻りを防ぐためにご一読ください
全角の:を利用するとコンパイル時に・が付与されてしまいます。 半角の:を利用してください。(jpug―doc 4554)
コメントアウトした英文本文に「--」があるとコンパイルエラーになります。 その場合、 コメントアウトした英文の引き算記号を「 -- 」にしてください。
対訳表を用意しています。訳語に迷ったら対訳表を見てみましょう。
- 見つけた・報告された明快な誤り修正は先取り適用することを認める
- その場合は必ずコメントを付ける運用とする。(コメントは後からマージしても良い)
https://github.com/pgsql-jp/taiyaku
英文で"command hogehoge"と"hogehoge commando"は基本、原文どおりに 「コマンドhogehoge」、「hogehogeコマンド」翻訳しましょう。
hogehogeの部分がとてもfamiliarなもの、つまり「コマンド」と書かれなくても それがコマンドであるとわかる場合は「コマンド」が後でも良いのですが、 そうでないときは「コマンド」を先に持ってくるべきです。
[jpug-doc: 4947] 「コマンドhogehoge」vs「hogehogeコマンド」
文字通り一致している場合、あるいは一致を求められる場合は、現状通り「一致」と訳すが、パターンとの適合検査の場合は「マッチ」と訳す。例えば、 x IN ('ABC', 'DEF') は、「xがリスト内の要素のどれかに『一致』する」と表現するが、 x LIKE 'AB_' は、「xが指定のパターンに『マッチ』する」と表現する(『一致する』とはしない)
Issues480も確認ください。
shouldは誤訳しやすく、また誤訳するとマニュアルの意図を誤って伝えてしまう場合があります。 shouldが出てきたら注意しましょう。
should以下のようにしなければ保証されない、サポートされない、と解釈されるような強意の表現は避ける。
避けるべき例)〜しなければなりません。〜すべきです。 参考例) 推奨します。
正しく翻訳できているかの確認方法:
should以下のようにしなければサポートされない文章となっていないかを確認することで判断できます。
-原文1 As with everything that contains valuable data, PostgreSQL>databases should be backed up regularly. -訳文例1 貴重なデータを全て保存しているため、PostgreSQL>データベースは定期的にバックアップすることを推奨します。 →バックアップしなければなりません、とすると、バックアップが義務のようになるがそこまで強制の意図はない。 -原文2 At completion of each series of extended-query messages, the frontend should issue a Sync message. -訳文例2 拡張問い合わせメッセージの一連の流れのそれぞれの終了時、フロントエンド はSyncメッセージを発行することを推奨します。 →Syncしなければならない、とするとSyncしなければbugのようなニュアンスになるが原意はにはそこまでの強意は無い。
[jpug-doc: 4504] should/mustの翻訳
may do = 「することができる」「してもよい」
does = 「する」
recommend to do =「推奨する」
should do = 「するようにする」
shall do = 「すべきである」「するものとする」
must do = 「しなければならない」
RFC2119