diff --git a/doc/os_mac.jax b/doc/os_mac.jax index 189e1f2df..5b74e49b9 100644 --- a/doc/os_mac.jax +++ b/doc/os_mac.jax @@ -6,12 +6,13 @@ *mac* *Mac* *macintosh* *Macintosh* -このファイルは、Macintosh 版の Vim に特有の事柄について書いてあります。 +このファイルには、Macintosh 版 Vim の特殊性が記述されている。 -NOTE: このファイルの内容は少し古いです。つぎのサイトで役に立つ情報が得られます +NOTE: このファイルは少し古くなっている。ここにより役立つ情報が見つかるかもしれ +ない: http://macvim.org/ -1. ファイル名の決まりごと |mac-filename| +1. ファイル名の規則 |mac-filename| 2. .vimrc と .vim ファイル |mac-vimfile| 3. 標準のマップ |mac-standard-mappings| 4. FAQ |mac-faq| @@ -20,8 +21,8 @@ NOTE: このファイルの内容は少し古いです。つぎのサイトで 7. Vim のコンパイル |mac-compile| 8. Darwin 機能 |mac-darwin-feature| -以前には、Vimのバージョン3.0のMac移植版がありました。ここに以前のファイルの最 -初の数行を示します: +Vim のバージョン 3.0 には Mac 移植版があった。以下は古いファイルの最初の数行で +ある: VIM Release Notes Initial Macintosh release, VIM version 3.0 @@ -33,16 +34,17 @@ Eric Fischer Indianapolis IN 46220 USA ============================================================================== -1. ファイル名の決まりごと *mac-filename* +1. ファイル名の規則 *mac-filename* -Vim 7 からは Unix のパス区切り文字(/)しか使えないようになりました。指定された -ファイル名がカレントフォルダからの相対パス(すなわち、"Desktop" からの相対)か、 -絶対パスかを判断するには、次のアルゴリズムが使われます: +Vim バージョン 7 以降では、Vim で Unix パス区切り文字をそのまま使用できる。指 +定されたファイル名がカレントフォルダに対する相対パスか絶対パス (つまり、 +"Desktop" に対して相対的) であるかを判断するために、次のアルゴリズムが使用され +る: - パスが "/" から始まる場合は、絶対パス - パスが ":" から始まる場合は、相対パス - パスが "/" でも ":" でも始まらない場合、そして ":" が "/" の前にある - ときは、絶対パス + パスが "/" で始まる場合は、絶対パス + パスが ":" で始まる場合は、相対パス + パスが "/" でも ":" でも始まらず、"/" より前に ":" が見つかった場合は、 + 絶対パス > :e /HD/text :e HD:text @@ -53,30 +55,30 @@ Vim 7 からは Unix のパス区切り文字(/)しか使えないようにな e os_mac.c < カレントフォルダのファイル "os_mac.c" を編集。 -変数 |$VIM|、または |$VIMRUNTIME| を使うこともできます。 > +|$VIM| および |$VIMRUNTIME| 変数を使用できる。 > so $VIMRUNTIME:syntax:syntax.vim ============================================================================== 2. .vimrc と .vim ファイル *mac-vimfile* -Vim script を書くときは Unix の改行文字(LF)を使うことが推奨されています。 +Vim script には Unix スタイルの行区切りを使用することが推奨されており、単一の +改行文字 (LF) を使用する。 -起動時に $VIMRUNTIME/macmap.vim が読み込まれ、デフォルトのコマンドキー・マップ -が定義されます。 +Vim を起動すると $VIMRUNTIME/macmap.vim スクリプトが読み込まれ、デフォルトのコ +マンドキーのマップが定義される。 -古いシステムでは、ドット "." で始まるファイルは推奨されていません。そのため、 -rcファイルは、"vimrc" または "_vimrc"、"gvimrc" または "_gvimrc" という名前に -なっています。これらのファイルは、mac, dos, unix のどのフォーマットでもよいで -す。|'nocompatible'|オプションが設定されていれば、Vimはどんなファイルフォーマッ -トも扱うことができますが、そうでなければ、macフォーマットファイルしか扱えませ -ん。 +古いシステムでは、ドット "." で始まるファイルは推奨されていない。そのため、rc +ファイルの名前は "vimrc" または "_vimrc"、"gvimrc" または "_gvimrc" になる。こ +れらのファイルは任意のフォーマット (mac, dos, unix) にすることができる。 +|'nocompatible'| オプションが設定されている場合は、Vim は任意のファイル形式を +扱えるが、それ以外の場合は mac 形式のファイルのみを扱う。 ============================================================================== 3. 標準のマップ *mac-standard-mappings* -クリップボードからのペーストやクリップボードへのカット/コピー用に、以下のマッ -プを使用することができます。 +クリップボードから/クリップボードへのカット/コピー/ペーストには、以下のマップ +が使用できる。 キー ノーマル ビジュアル 挿入 説明 ~ Command-v "*P "-d"*P * テキストのペースト ** @@ -87,100 +89,99 @@ Backspace "*d ビジュアルテキストのカット ============================================================================== 4. Mac FAQ *mac-faq* -FAQ はインターネット上でも参照できます: http://macvim.org/OSX/index.php#FAQ +インターネット上: http://macvim.org/OSX/index.php#FAQ Q: Apple ターミナルで非 ASCII 文字を入力できない。 A: [ウィンドウ設定] → [エミュレーション] で「非 ASCII 文字をエスケープする」 - のチェックを外してください。 + のチェックを外す。 Q: コマンドラインから GUI の Vim を起動するには? -A: Vim.app が /Applications にあるとします。その場合: +A: Vim.app が /Applications にあると仮定すると: open /Applications/Vim.app または: /Applications/Vim.app/Contents/MacOS/Vim -g {arguments} -Q: GUI または open で Vim.app を起動したとき、$PATH になんらかの意味のあるもの - に設定するには? -A: ほとんどのシェルで次のトリックがうまくいきます。vimrc に書き加えてくださ - い。macvim.org で配布されているバイナリでは、これがシステムの vimrc ファイ - ルに含まれています。 > +Q: GUI または open から Vim.app を起動するときに、$PATH を適切な値に設定するに + はどうすればよいか? +A: 以下のトリックはほとんどのシェルで動作する。これを vimrc ファイルに記述す + る。これは macvim.org で配布されているバイナリに含まれているシステム vimrc + ファイルに含まれている。 > let s:path = system("echo echo VIMPATH'${PATH}' | $SHELL -l") let $PATH = matchstr(s:path, 'VIMPATH\zs.\{-}\ze\n') ============================================================================== 5. 知られている不足事項 *mac-lack* -ターミナルでは CTRL-^ は Shift-Control-6 とタイプする必要があります。CTRL-@ は -Shift-Control-2 です。 +ターミナルでは CTRL-^ は Shift-Control-6 とタイプする必要がある。CTRL-@ は +Shift-Control-2 である。 ============================================================================== 6. Mac バグ レポート *mac-bug* Mac 版固有のバグや特性の変更を報告する場合は、vim-mac メーリングリスト -|vim-mac| を使用してください。ただし、登録する必要があります。別の方法として -は、Vim github リポジトリに直接問題を報告することもできます: +|vim-mac| を使用すること。ただし、登録する必要がある。別の方法としては、Vim +github リポジトリに直接問題を報告することもできる: https://github.com/vim/vim/issues -または、MacVim 固有の問題についてはこちらで報告できます: +または、MacVim 固有の問題についてはこちらで報告できる: https://github.com/macvim-dev/macvim/issues ============================================================================== 7. Vim のコンパイル *mac-compile* -ソースファイルと一緒にある "src/INSTALLmac.txt" を見てください。 +ソースファイルと一緒にある "src/INSTALLmac.txt" を参照。 ============================================================================== 8. Darwin 機能 *mac-darwin-feature* -とても古い Mac でなければ、Darwin とも呼ばれる OS X を使用しているでしょう。 -Darwin の 1 つ前の OS は Mac OS 9 です。Darwin 機能は Vim が Darwin 特有の資産 -を使えるようにします。 +とても古い Mac でなければ、Darwin とも呼ばれる OS X を使用しているはずである。 +Darwin の 1 つ前の OS は Mac OS 9 である。Darwin 機能は Vim が Darwin 特有の資 +産を使えるようにする。 -この機能によって実現されるものは 2 つあります: +この機能によって実現されるものは 2 つある: -- Vim をシステムクリップボードと連携可能にします。 +- Vim をシステムクリップボードと連携可能にする。 - いくつかのプラットフォーム特有の文字エンコーディングと Vim が認識しているそ - れらの差分を橋渡しする変換モジュールを Vim に組み入れます。 + れらの差分を橋渡しする変換モジュールを Vim に組み入れる。 言うまでもなく、同じデスクトップ環境上で動く他のアプリケーションとうまく連携す -るまともなテキストエディタにとって、この両方は必要不可欠なものです。 +るまともなテキストエディタにとって、この両方は必要不可欠なものである。 Vim は macOS 専用のアプリケーションではないので、他のプラットフォーム上のユー ザーが得ているユーザー体験を macOS 上の人々にも提供するための特別な機能を追加 -する必要があります。 +する必要がある。 簡単のために、この特定のプラットフォームに特化した Vim の機能は "darwin" と呼 -ばれます。 +ばれる。 -この機能は configuration のオプションです。したがって有効か無効かはビルド時に -決定され、一度有効にするよう選択されると組み込まれてしまい、それゆえ実行時に無 -効にすることはできません。 +この機能は configuration のオプションである。したがって有効か無効かはビルド時 +に決定され、一度有効にするよう選択されると組み込まれてしまい、それゆえ実行時に +無効にすることはできない。 -この機能は標準で有効になっています。簡単に後述する特別なニーズでもない限り、ほ -とんどのユーザーにとってこれは満足のゆくものでしょう。 +この機能は標準で有効になっている。簡単に後述する特別なニーズでもない限り、ほと +んどのユーザーにとってこれは満足のゆくものだろう。 -無効にしたい場合は、configure スクリプトに `--disable-darwin` を渡してください: +無効にしたい場合は、configure スクリプトに `--disable-darwin` を渡す: > ./configure --disable-darwin <その他のオプション> -その後 Vim をビルドするために `make` を実行してください。オプションの順番は関 -係ありません。 +その後 Vim をビルドするために `make` を実行する。オプションの順番は関係ない。 実行時に darwin 機能が組み込まれているかどうかを確かめるには `has('osxdarwin')` を使用することができ、機能が組み込まれている場合には 1 が返 -り、それ以外では 0 が返ります。後方互換性のため、`osxdarwin` の代わりに -`macunix` もまだ使用することができます。 +り、それ以外では 0 が返る。後方互換性のため、`osxdarwin` の代わりに +`macunix` もまだ使用することができる。 -`--disable-darwin` が有用だと分かった着目すべきケースは次のとおりです: +`--disable-darwin` が有用だと分かった着目すべきケースは次のとおり: - システムクリップボードの代わりに |x11-selection| を使用したいとき。 - |x11-clientserver| を使用したいとき。 -どちらも適切に動作するために X11 のクライアント間通信を利用する必要があって、 -通信メカニズムがシステムクリップボードと競合する可能性があるので、実行時に Vim -が停止するのを防ぐため darwin 機能は無効にしておくべきです。 +どちらも適切に動作するために X11 のクライアント間通信を利用する必要があり、通 +信メカニズムがシステムクリップボードと競合する可能性があるので、実行時に Vim +が停止するのを防ぐため darwin 機能は無効にしておくべきである。 vim:tw=78:ts=8:noet:ft=help:norl: