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uupaa edited this page Sep 11, 2018 · 1 revision

このエントリでは、MPEG-2 TS について説明しています。

MPEG-2 TS には映像/音声以外にも、パケットに小分けしネットワークを透過させ復元するための余計な情報など多数含まれ、元データに対しかなり肥大化してしまいます。保存に向かないデータ形式です。

MPEG-2 TS は様々なフォーマットの映像を内包できる仕様となっており、 元々想定されていた MPEG-2 以外にも、H.264AAC 等をペイロードとして格納することが可能です。

MPEG-2 の元々の規格では MPEG-2 TS Packet は 188 bytes 固定( 4 bytes header + 184 bytes payload )ですが、 192 bytes や 204 bytes に拡張され利用されている事があります。 かなり多くの実装が 188 bytes 以外でも読み込めるように実装されているようです。

地デジにおける MPEG-2 TS Packet の取り決めは http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B31v1_7.pdf (P107)を参照してください

  • MPEG-2 TS は 13818-1:2000 (ISO/IEC) または H.222.0 (ITU-T Rec) として規格化されています

  • H.264 を扱うために拡張された MPEG-2 TS は 13818-1:2000 (E) として規格化されています

  • TH (Transport stream Header) (MPEG-2 term)

  • PES (Packetized Elementary Stream) (MPEG-2/4 term)

MPEG-2 TS の packet image は以下のようになっています。THPES で一つのパケットを構成し、それが連続している形です。

 +----+---------------+----+---------------+----
 | TH |      PES      | TH |     PES       | ...
 +----+---------------+----+---------------+----
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ = MPEG-2 TS Packet (188 bytes)

PES の部分は payload_unit_start_indicator の値で構成が変化します。