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研究

人工知能による最適化をメインフィールドに研究しています.特に興味・関心が高いのは確率的最適化,進化計算による多目的最適化ですが,ニューラルネットワークによる回帰,決定論的手法による空間充填,利用者に分かりやすい可視化など,幅広く研究に取り組んでいます.合成的に作られたベンチマーク問題の他,現実世界に近い問題も研究対象としています.ロボットアームの制御最適化,月着陸地点の選定,勤務シフト作成,ゲーム用乱数の設計,経済支援施策の設計の研究に取り組んだことがあります.

進行中の研究課題

2020年9月-継続: 単位超平面を基準とするパレートフロント推定
現在の研究において中核をなす技術です.
キーワード:パレートフロント推定,応答曲面法

2021年5月-継続: 教師あり多目的最適化アルゴリズム
推定を利用し,教師データが存在する状況における効率的な最適化を実現します.
キーワード:パレートフロント推定,パレートセット推定,応答曲面法

終了した研究課題

2017年2月-2018年3月: ロボットアームの制御最適化
卒業研究です.企業との共同研究でした.
キーワード: DE,kriging,NN,ハイパーパラメータ調整,単目的最適化

2018年6月-2019年3月: 1点の解情報を利用する重みベクトル制御
修士1年で取り組んだ研究課題です.シンプルな手法でアルゴリズムの性能改善を実現しました.
キーワードMOEA/D,NSGA-III,tWFG4,凹型・凸型PF,多目的最適化

2019年3月-2020年3月: 仮想目的ベクトル群を利用する重みベクトル制御1
修士2年で取り組んだ研究課題です.アーカイブとサンプリングによる性能改善を目指しました.
キーワード: MOEA/D,外部アーカイブ,サンプリング,凹型・凸型PF,多目的最適化

2019年9月-2020年3月: サンプリング法としての環境選択法
修士2年の後期に取り組んだ研究課題です.クラスタマシンのフル稼働で実験をしました.
キーワード: サンプリング,環境選択法,組み合わせ最適化

2020年2月-2020年4月: 単位超平面上に均一分布する点群
修士修了前後に取り組んだ研究課題です.核心部分のコードは20行にも満たず,非常にシンプルです.
キーワード: Simplex-lattice design,Uniform mixture design

2020年11月-2020年12月: ゲームを楽しくする乱数の設計
進化計算コンペティション2020の課題です.単目的部門と多目的部門のトップ賞を頂きました.
キーワード: ランダムウォーク,サロゲートアルゴリズム,制約付き単目的最適化

2020年7月-2021年6月: 仮想目的ベクトル群を利用する重みベクトル制御2
じっくり時間をかけて研究をして,論文誌投稿まで至りました.
キーワード: パレートフロント推定,分離型・逆型PF,多目的最適化

2021年7月-2021年12月:3目的最適化結果の可視化法
意思決定において重要な可視化法に関する研究です.
キーワード:意思決定,可視化,次元削減,推定

2021年10月-2022年3月: 社会シミュレーションによる経済支援施策の設計
進化計算コンペティション2021の課題です.単目的部門のトップ賞と多目的部門の特別賞を頂きました. キーワード:局所探索,バイナリ最適化,定式化

2019年1月-2022年12月:劣解と非劣解の同時獲得を目的とする最適化
サブテーマとして取り組んだ研究課題です.手法と目的が大きく変遷した研究課題でした. キーワード: 意思決定,多目的最適化,推定,分離型PF