このステップではRISC-Vのタイマー割り込みを説明します. 前回のステップでは machine mode での ecall 命令の実行による例外を扱い, CSR mcause から例外/割り込み要因, CSR mepc から例外/割り込みアドレスを取得しました. 例外/割り込みはどちらも発生直後に PC を特定のアドレス(=trap_vector)に遷移させる仕組みです. 例外/割り込みの2つの用語の使い分けですが, 例外はCPU内部で発生, 割り込みはCPU外部のデバイスなどにより発生する, 程度の区分けでよいと思います.